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◇元気◇---2006年3月29日(水)新月
☆☆第60号☆☆

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◇●◇「ピロリ菌」
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 とにかく、マイナスをゼロにする数ヶ月間だった。

 このところの引越し騒動で、ずいぶん、あちこち片付けができたと思う。

 多大な荷物の整理と、気持ちの整理ができた。

 というわけで、この春はすこぶる快適。

 ・・・で、今日はピロリ菌のお話。

 日本人の二人に一人は、胃の中にピロリ菌が住んでいる、と
  ヨーグルトのCMでやっていた。
 
  テレビを見ながら、他人ごとのように思っていた。

 実は、中学2年と3年生の時に、十二指腸カイヨウで、
  二回、入院したことがある。
 
  3年生のときなんか、私立高校の入試は入院中の病院から
  外出許可をもらって出かけて行った。

 以来、だましだまし過ごしてきたのだが、
  私のカイヨウは慢性になり、ちょっと体力が弱ってくると、
  必ず顔を出すのであった。
 

 カイヨウというのは、胃壁や十二指腸壁に、
  傷口ができることでおこる。
 
  胃壁や十二指腸壁というのは、普段は、粘膜で守られている。
 
  胃というのはステーキをどろどろに溶かすほどの胃酸を出して、
  食べたものを消化する器官だ。
 
  胃壁自身が胃酸でなぜ溶けないかというと、
  この粘膜で守られているからである。

 カイヨウになるのは、その粘膜がストレスなどの要因で途切れてしまい、
  そこから胃酸にさらされ、胃壁を溶かすことから起こる。
 
  原因はストレスだというのが定説であったが、数年前から、
  ピロリ菌だという説が一気に浮上してきたそうである。

 カイヨウは空腹になると、胃酸が傷口に染みてシクシクと痛むのである。
 
  悪化すると、胃壁や十二指腸壁に穴があき、
  穿孔(せんこう)という状態になる。

 学生時代に友人が、
  「長谷川さんはいつも腕組みをして考えてるんだね」と笑われたのだが、
  なんのことはない、胃の痛さを抱えているうちに、
 
  無意識に両腕で、お腹を抑えるのがクセになっていたのだった。
 
  胃が痛いだけでなく、神経は背骨に集まっているので、
  消化器が悪くても背中や腰に痛みを感じることもあるのだ。
 

 社会人になってからも、このカイヨウは
  ときどき顔を出しては私をさいなむのであった。
 
  たびたび病院へ行って薬をもらうのだが、再発を繰り返していた。
 
  もはや完治はしないものと、半ばあきらめていたのである。
 
 
  そういえば父親も十二指腸潰瘍で手術したし、遺伝かしら、と。
 

 ところが、この冬はやっかいなことに、
  このカイヨウが、またも顔を出した。
 
  それが今回は、結構きつい。
  
  痛さで思考回路が止まりそうになる(ToT)

 引越しを控えて、吐血でもしたら大変だ、と知人のお医者さんに
  痛み止めの薬をもらおうと電話をした。
 
  先生は岡山の方である。
  
  たまたま出張のときに時間があったので、
  先生に診察していただくことができた。
 
 
  先生は開口一番、「血液検査をしましょう」とのたまった。
 
  そして、「今はいい薬が出ていますから。
        うまくすれば一週間で治りますよ。」と断言した。

 「へっ?私、この病気を25年も抱えてきたんですよー。」
 
  「大丈夫。」q(^o^)p

 先生は自信たっぷりに言った。
 
  「お陰で患者さんが減っちゃって、
      私達は商売あがったりですけどね(笑)」

 果たして、血液検査の結果、私の胃には、
  ピロリ菌がお住まいであったことがわかった。

 「やっぱりね。」と先生は言って、
  一週間分の抗生物質を処方してくれた。
 
  言われたとおりに毎日3回(だいたい)、
  お薬を飲んで、一週間が過ぎた。
 

 長谷川:「お薬なくなったんですけど、後はどうすればいいんですか?」

 先 生:「調子がいいのなら、もうお薬のまなくても大丈夫」

 長谷川:「胃酸を押さえる薬とか、飲まなくて、いいんですか?」

 先 生:「まぁ、心配いらないでしょう(^^)」
 

 ・・・といってから2週間あまり経つのだが、
  すこぶるカイヨウ、あ、違った、快調である。

 てなわけで、長年お付き合いしていた病気と、
  この春めでたく、おさらばできたのだ。

 足元のチェックとか、いらないものを捨てようとか、
  言っていたのだが、25年も抱えてきたまさしく
  ピロリ菌=カイヨウを手放してしまえたのは、
  本当にコペルニクス的転回だった。

 私はこれから、岡山・児島の野上和可博先生には、
  足を向けては寝られない。
 

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