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「やりたいこと」と、「やるべきこと」
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自分のやりたいことと、やるべきことには、
案外差があるのかもしれない、と最近とみに思うのである。
「やりたいこと」や「好きなこと」で、仕事をしていくべきだ、と
書かれた本も巷にあふれている。
しかし、私は、この言葉を妄信すると、
危険なこともあるかもしれない、と思うのである。
人には、それぞれ、「時期」というものが
あるのではないかと感じることがあるからだ。
だいたい、好きなことを仕事にできている人、というのは、
その時期が到来した人、と言ってもいいかもしれない。
そして、その人は
「好きなことを仕事にしたら、うまくいったよ」という体験をつづるのだ。
それはけして間違いではなく、真実である。
しかしながら、書籍とは
不特定多数の人々に向かって書かれているものだ。
その書籍を手にする人の全てが、
時期が到来しているわけではないのかもしれない。
ここに落とし穴があったりする。
もちろん、タイミングばっちり、という人に届く場合もあるけれど。
タイミングや、スタンス、というのは、ものすごく難しい。
60億の人がいれば、60億通りの人生の設計がある。
それぞれの魂には60億通りの輪廻転生があり、
複雑にそれらが絡み合っているのである。
自分がどの位置にいて、どの時期に来ているのかを
認識するのは、非常に難しいことであろうと思う。
・・・じゃぁ、どうすればいいんだろう?
・・・結局ね、今、置かれているポジションで、
一生懸命になるしかないみたいだ。
どうも、そういうものらしい。
人生とは、一足飛びにはいかないらしいのである。
「やりたいこと」に早く到達したいのならば、
「やるべきこと」を一生懸命にやることが、結局は一番の近道らしい。
今、自分にとっての「やるべきこと」から逃げないでいること。
・・・ものすごくつらいかもしれないけど。
・・・そうこうするうちに、「やりたいこと」が
人生の主流を占めるようになるみたいだ。
だからもしも、「やりたいこと」が仕事にならない、と
悩んでいる人がいるとしたら、シンプルに、まず
「やるべきこと」を大事にするといいかもしれない。
そうすると、きっと、誰かがちゃんと見ていてくれると思う。
たぶん、天命というのは、
そうやって見つかっていくのかもしれない。
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